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怖い病気:膵炎について

こんにちは、看護師の宮地です
連日暑い日が続いていますが
いかがお過ごしでしょうか

我が家はネコ様・おイヌ様がいるので、
ずっーとクーラーがついております


さて、今回は発症するとつらい
 『膵炎』 について
書きたいと思います


当院では、季節関係なく
「元気がない」「嘔吐・下痢」
を症状として来院される患者様がたくさんいます。

このような症状は、胃腸炎などと
区別がつけにくく判断が難しいのですが、

膵炎の場合だと
2~3日で命を落とすこともある
のでたいへん危険です

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少し様子をみてみよう。。。
が命取りになることがありますので、
下記の症状がみられたら、
すぐに病院へ行ってください

◇食欲がない
◇フラフラしている
◇吐き続けている
◇震えている
◇丸くなって寝ている
◇拝むような姿勢
◇便の様子がいつもと違う


さて、膵炎ってどんな病気なのでしょうか


膵臓は

食物を消化する消化酵素
(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなど)
血糖値の調節を行うホルモン
(インスリン・グルカゴン)

を分泌する臓器です

この膵臓で分泌される消化液の膵液は、
食後に膵管から十二指腸へと出て、
そこで腸液と混ざり合って活性化し、
タンパク質、脂肪、炭水化物などの
三大栄養素を分解する強い消化液になります


膵炎は、何らかの理由により、
膵臓内で膵液が活性化してしまい、
タンパク質でできている膵臓本体が、
膵液の酵素の消化を受けて
強い炎症を引き起こす病気です。

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現代の医学では、
膵炎は一度発症すると二度と治ることがなく、
一生厳しい食餌制限 (ジャーキーなど高脂肪・高タンパクの物NG)
が必要になる、ペットにも飼い主にとっても辛い病気です


急性膵炎
突発的に嘔吐・下痢、激しい腹痛がみられ、
食事を一切食べなくなる

慢性膵炎
嘔吐や下痢などの症状が長時間わたって繰り返される


では、何が原因で膵炎になるのでしょうか

最近注目されているのが
 【免疫介在性の問題】 です

何らかの原因で、異物を除去する反応が自己の細胞や物質にまで反応してしまい、
組織破壊を引き起こす炎症反応がおきることを言います


また、
【毒物の誤飲や特定の薬】 で発症することや

【食べ物に大きく左右される】 病気ではあります

痩せている犬が膵炎にならないわけではないし、
ドッグフードだけを食べてる犬が膵炎になった例もあります

しかし、
常に高脂肪の食事、
盗み食いする、
揚げ物など食べたことがきっかけで、
膵炎を発症する子も多いのは事実です。。。


犬のおねだりに弱い飼い主さんは、食いしん坊な愛犬に対して
特に注意が必要かもしれません


これといった予防策はないですが、
食べすぎや肥満には注意した方がよさそうですね。

万が一愛犬が膵炎になってしまったら、
病気をしっかりと受け止め、獣医師と相談しながら
地道に治療していくしかありません。


怖い膵炎にならないために、
まずは食生活の見直しを含め、誤食の防止など
まずは飼い主様ができることをやっていきましょう
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腎不全

こんにちは看護師の根本です

7月に入り、いよいよ夏本番ですね
湿度も高いので、まとわりつくような空気が更に
暑さを倍増させ、うだるような毎日です

動物たちと一緒に生活していらっしゃる方は、
電気代をケチらず恐れず、留守中や就寝時も
しっかりエアコン点けて過ごして下さいね

さて、今回はワンちゃんネコちゃんどちらにもよくある
疾患についてお話したいと思います。
特に高齢になるにつれて【腎不全】
皆さまよく耳にされる病気かと思います。

一言で【腎不全】と言いますが、
腎不全とはどういうことでしょう?
何となく腎不全=腎臓が悪いという
ざっくりとしたイメージしか涌かないという方も
多いのではないでしょうか?
もちろん読んで字のごとく
腎臓(の機能)が全うしていないということになります。

では腎臓の働きとは?
一番重要な機能は、老廃物や毒素の排出です
食べ物を分解・消化・吸収していく過程で、
体に不必要な老廃物も発生します。
それらを取り除き、尿として排出させるろ過
の役割があります。
(有害物質のアンモニアを尿素に解毒する働きは肝臓で行われます)
その、ろ過機能が低下したり働かなくなってしまうと・・・
体にとって有害物質が排出されなくなるのです
体外に排出できなくなってしまった老廃物は行き場が
ないので血液に乗って体中を廻り、
どんどん溜まってしまうのです。
(なので血液検査をすると「BUN・クレアチニン」といった
数値が高くなるのです)


ここで怖いのが、
血液検査で腎臓が悪いとわかるようになるのは
腎臓の機能が約70%(最低でも50%)以上失われないと
数値として表れない
 ということです!
=血液検査をして「腎臓が悪いですね」と言われる時は
(オーバーめに言いますが)既に手遅れに近いのです。

そしてもう一つ重要なのが、腎臓は不可逆性
であるということ。
これも字のごとく、逆には戻らないということです。
元通りにならないので、そのために治療をして
これ以上悪くならないようにするのがポイントです。

血液検査でも悪くなってからしかわからないのに、じゃあ
どうやってできるだけ早く発見したらいいの?
ということに関しては、腎不全の主な症状に多飲多尿
いうことがあります。
今の時期は夏ですし、お水をたくさん飲んで当たり前ですが
暑そうにもしていないのに、気が付けばお水を飲んでいる姿
をよく見る、量もやたら減っているような気もするし
よくお水を足している・換えているなぁと心当たりがあれば
要注意です。

また、血液より早くに現れるのが尿です。
先に述べた老廃物はタンパク質を分解した際に出るもの
なので、尿検査でタンパクが下りてきていないかで
早期に腎不全のチェックをすることができます
シニア期でなくても、半年~年に1回ほど
定期的に尿検査をするのもオススメです


普段の様子は、一緒に過ごしているご家族しかわかりません。
別件で検査をして偶発的に見つかる病気もありますが、
腎不全に限らず早期発見はご家族様の「いつもと違う」
ということから繋がります。
なんとなくでも「あれっ?」ということがあれば
お気軽にご相談下さいね。

これでもまだざっくりですが、今日は
「腎不全ってどういうこと?」が少しでもご理解
いただけたらとお話させていただきました
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仔にゃんこ育て

こんにちは!動物看護師の小原です。

現在、当院ではかわいいかわいい♡仔にゃんこちゃんをお預かりしています。
最初は小っちゃくてミルクもなかなか上手に飲めないくらいの子だったのですが、今は離乳食に挑戦中!!
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離乳が完了したら、晴れて飼い主さんのもとへ旅立っていく予定なので、成長するのは嬉しいような
ちょっとさみしいような・・・
日に日に活発になっていく”ちくわ”ちゃんです。

そんなわけで今回は、仔にゃんこちゃんを飼い始めた方にお役に立つ情報をお届けしたいと思います。



ネコちゃんのへその緒は、だいたい生後3日ごろまでに自然と落ちるので、へその緒がついていたら
生後まもなくから3日ごろだということが分かります。

まぶたは出生後まもなくは閉じていますが、1週間から10日で目が開いてきます。
まだ焦点が定まらないので、視力ではなくにおいや触覚で
ミルクを探します。

感染症などでまぶたがくっついてしまっていることもあります。
涙や目やにがあったら病院でみてもらってくださいね。


子ネコちゃんには保温が大事。保温ヒーターや湯たんぽなどを作って、30度くらいを保つようにしてあげてください。

ミルクは一時的に牛乳で代用することは可能ですが、軟便や下痢を起こす可能性があります。
仔猫用のミルクが市販されていますので、用意してあげて下さいね。
哺乳瓶から飲ませる時はうつぶせにして顔を少し持ち上げるようにして飲ませてあげましょう。
仰向けにすると誤嚥してしまうので気をつけてあげてください。

生後3週から1ヶ月くらいで歯が生えてきたら、離乳食の開始時期。
指やお皿のミルクをなめさせるところからはじめ、缶詰やふやかしたキャットフードなどを
様子を見ながら少しずつ増やしてみましょう!

もし下痢をしたら、まだ腸の成長がおいついていないということ。
一段階もどしてあげてくださいね。また数日後にチャレンジしてみましょう。
焦らずゆっくりとが大切です。
なかには缶詰よりもドライフードを好む子もいるので、缶詰食べない子には
一緒に置いておいてあげてみてもいいですね。

産まれたばかりのネコちゃんは自力で排尿も排便もできません。
母猫がいない場合は、テッシュやガーゼでこちょこちょ刺激してあげて下さい。
じわじわ~っと排尿してくれると思います。

自力で排尿ができるようになったらトイレデビュー!!
トイレの場所や砂の形状など、その子その子の好みに合わせて調節してあげて下さいね。


固形食になったら毎日排便があるかどうか、便に虫がいないかなど注意深く観察してあげてくださいね。

ミルクを飲むくらい小さな赤ちゃんは3時間おきくらいにミルクを飲ませてあげないと低血糖になってしまって
命に関わります

仔猫ちゃんを育てるのはとても大変だとは思いますが、手のかかるのも1ヶ月くらいのこと。
人間の赤ちゃんに比べたらあっという間に成長してしまいます。

毎日体重が増え、成長する姿をみるのはとても愛おしいものです。
ぜひがんばって子にゃんこ育てしてあげてくださいね♡
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フィラリア予防☆

こんにちは、看護師の宮地です

だんだん暖かくなってきましたね
九州はもう梅雨入りしたようですね

まだ岐阜は朝晩と冷え込む時があるので、
身体が慣れるまで体がしんどいかもしれませんね
みなさまお身体をご自愛なさってくださいね

さて、暑くなってきたので、蚊も飛び始めました
またお散歩中に草むらに入ると、ノミやマダニがつくかもしれません


大切な家族を守るために、
フィラリア・ノミ・マダニの予防を始めましょう

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今年から、フィラリア・ノミ・マダニを一緒に予防できる
オールインワンのおやつタイプが発売されました
(わんちゃん用)

さらにこのお薬でおなかの虫も駆虫できます

今まで別々に予防していた方も、楽々に予防できますよ

お電話でお問い合せがあるくらい
とっても人気な予防薬ですので
ぜひお早めに病院にお越しくださいね

ねこちゃんも
フィラリア・ノミ・マダニ
予防されてる方が増えてきました

ねこちゃんは背中に液体を垂らすお薬
フィラリア・ノミ・ミミヒゼンダニ・お腹の虫に効果がありますよ

では。。。
なぜフィラリア予防をしないといけないのでしょうか

わんちゃんの場合、
病気の初期の場合は、ほとんど無症状ですので、見過ごしてしまいがちです。

病気が進行してくると、
まず気付くのは 『咳』  です。

さらに、元気がなくなり散歩を嫌がったりするようになります。

このときには既に心臓や肺の血管にダメージが出始めており、

やがて肝臓や腎臓など体の主要な臓器にも影響をもたらすようになり、
急激に痩せたり、腹水がたまったりするようになります。

最終的には 死 に至ります


ねこちゃんの場合、
フィラリアによって肺や気管支が障害され、
 『2週間くらい続く軽い咳』 のような症状が多くみられます。

そしてこれらは、『猫喘息』と誤解されることも多いのです

わずかフィラリア2匹の寄生によって突然死を起こした報告もあります

ねこちゃんがフィラリア症にかかるとわかってたのは最近で、
10匹に1匹は感染していると研究報告があります


わんちゃんも、ねこちゃんも
『室内飼いだから大丈夫!』は危険です

蚊は人間の後を追って、家の中にも入ってきます


予防することで命を守ることができるので
しっかりと通年予防していきましょう 
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狂犬病

こんばんは。看護師の根本です
お久しぶりの更新となってしまいました

予防シーズンも始まり、先月から連日混み合うことが多くなり
飼い主様にはお時間の面でご迷惑をおかけしてしまう日も
増えてしまっておりますが、先生も一人ですのでどうぞご了承
下さい

さて、毎年この時期みなさんが病院にいらっしゃる理由の半分以上は
フィラリアと狂犬病ですね!

最近は「日本には出ていない病気だから」と接種の重要性が低いような
説明や意識が以前より多くありますが、
そんなことはありません!!
これは日本が、今までワンちゃんを飼ってこられた方々の意識と協力・
努力あっての現在なのです!

なぜ法律で定められたのでしょうか?
かつて日本にも狂犬病が蔓延していた時代がありました。
強い神経症状を伴い、発症したら致死率はほぼ100%
有効な治療法もありませんし、ヒトを含め哺乳類全てに感染する病気です。
そんな恐ろしい病気を撲滅するために、飼い犬の登録や予防接種が
徹底され、7年で撲滅することができたのです

大抵の場合、ウイルスを保有している動物による咬傷により感染します。
日本では主に犬ですが、海外ではコウモリやキツネも多いそうです。
以下は厚生労働省のHPからの資料です。
狂犬病のない国は青色です。
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世界でたったこれだけです!!

ということは、極端ですが世界は狂犬病だらけです
いかに日本が安全な国かわかりますね
しかし、逆に考えればいつ周りの国から狂犬病が入ってくるか
わかりません。
もちろんそのような場合は国に関わる大事ですが、万が一そうなった
時のために『予防』があるのです

法律で定められているから、毎年打つやつだからと、
何となくしていた方も多いと思います
病気のことを知り、しっかり予防していきましょう!

ちなみに、海外へ行かれる際は知らない動物に触るなど
不用心に接触しないで下さいね

余談ですが、私は小さい頃ディズニーの短編(かな?)の
『黄色い老犬』という作品で狂犬病を知りました。
確かラブラドールだったと思うのですが、家族を守るためにオオカミと
戦って咬まれてしまいます
狂犬病の恐れがあるのでしばらく隔離して様子をみながら生活をしている
内にやはり発症してしまい、神経症状から性格も変わってしまい、
かつてのわが子ではなくなってしまいます。
前記したように治療法もないのでこれ以上病気を拡散させないためにも
飼い主一家は苦渋の決断で自らの手でワンちゃんを銃殺するという
お話です。

幼心に狂犬病の怖さを知りました。
昔の作品なので今もあるかわかりませんが、もしどこかで見れる機会が
あればぜひ見ていただきたいと思います
プロフィール

keyakistreetac

Author:keyakistreetac
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